2008年04月13日

おりがみ野口クン研究室 室長・長谷川洋介インタビュー

おりがみ野口くん」で人気のデザイナー長谷川洋介さん、
ウラハラ藝大研究室開設記念インタビューです。

Q、長谷川さんがCGイラストレーターになったキッカケを教えてください?

A、昔「ジュリアナ東京」で働いてたんですよ。いや、黒服じゃないですよ。(笑) その頃、店内用のビデオアートを制作するために映像のイフェクターとしてパソコンを買ったんですね。当時メモリー4メガのパソコンが100ン十万。貯金を全部はたきました。(笑)そしたらそのパソコンに3Dソフトがおまけみたいについていたんですよ。で、せっかくあるんだからちょっと遊んでみようかなと思って…。それがCGを始めるキッカケ。そのうちビデオよりも、何もないところから作り出せるCGの方が面白くなっちゃって、3DCGを独学で覚えて作品つくりを始めたんですよね。
その後、CG関係の会社に就職したんですが、忙しくて体をこわして退職し、家でのんびり制作しているうちにいつの間にか、イラストレーターになってたっていう。(笑)
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Q、もともと絵を描くのが好きだったとか?

A、子供のころからマンガやアニメが好きでよく真似て描いていました。美大に入ったのもイラストレーターになりたかったからなんですけど、美大に入って間もなく写真やデザインのほうが面白くなっちゃって、絵はほとんど描かなくなりましたね。卒業して広告のデザイナーになって、その後ジュリアナ東京でビデオ制作、そしてCG関係の会社と、その時々で興味のあることをやってきたわけですが、気がつけば結局、最初になりたいと思っていたイラストレーターになってたっていうのが、不思議っていうか自分でも面白いもんだなぁって思いますね。


Q、「おりがみ野口くん」との出会いは?

A、1年3,4ヶ月くらい前ですかね。藤田朋子さんがオシャレイズムっていう番組で、「こんなのあるんですよー」って、自分の財布の中から「ターバン野口」を取り出したんですよね。それが最初の出会い。「へぇ、こりゃおもしろいなー」って思って、すぐネットで 「ターバン野口」を検索、そしたら折り方がムービーで載ってたんで、それを見ながら何個か折ったんですよね。でもすぐ飽きちゃった。
誰か他人が考えたものをそのまま折っていても面白くないなって。で、オリジナルを作ってみようと折ってみたら出来ちゃった。(笑)「なんだ簡単じゃん!」って。
それから、なんか折るたびに新しいキャラクターがポンポンできちゃって、一気にハマっていきましたね。

interview_noguchi.jpg

もう、自分でも折りたい衝動を止められなくて(笑)電車の中でもお札を取り出して折ったりしてましたね。そして、出来たおりがみをミクシーの日記にアップしていたら本家の 「ターバン野口」を折った人から「もしなにかあったら一緒にやりましょう」ってメールがきて。一冊目の本はそこからつながったんですよね。

Q、折るコツはありますか?

A、顔の輪郭を直線で折って、後はなんか帽子なんかをかぶせる感じなんですよね。コツねぇ...、きれいに作るためにひと折りひと折りピシッと折る。とか...。
折り重ねていくと完成に近づくころには結構、ぶ厚くなってくるので、このピシッと折るのは大事ですね。

interview_hand.jpg

Q「おりがみ野口くん」の魅力って?

A、ボクは折り紙を小学校以来折った事がなくて、当然折り紙の基本とか全然知らないし、折れないんですよね。そんなボクでも折れるとこが魅力。(笑) 折り紙って数学的で、きちんと折っていくものだと思うんですけど、対しておりがみ野口くんは「感覚」です。
どのラインで折るとか、どんな角度で折り曲げようとか、顔に対してどういうバランスで帽子をかぶせるかとか、全部感覚なんですよね。この角とこの角を合わせるとか、この辺を2等分する、みたいなキチッとした折り方にはならないので、逆に難しいかもしれないですけど、そこが面白いところでもありますね。同じものを折っても、毎回微妙にニュアンスが 違ったりしますからね。
ところで100種類以上の作品を作ったんですけど、どれもプランを立てて作ったわけではなく、全て「偶然の産物」です。(笑)

Q、折ったものはどうしてるんですか?

A、ファイルにしてます。お札おりがみファイル!
なんとそのファイル一冊で20万円。(笑) あと、外国紙幣用のファイルも一冊あります。

Q、それを実際に使ってお支払いをした事ってありますか?

A、今でも時々やりますよ。コミュ二ケーション通貨。カレー屋さんで「ターバン野口」を出したり、メキシコ料理屋さんで「ムーチョ野口」を折って出したり、とかね。TPOを考えて。(笑)

Q、その時の相手の反応は?

A、けっこう知られてるようで、喜んでくれますよ。ウェイトレスの女の子が大笑いしてくれたり、店長さんが「大事にします。」とか言って受け取ってくれたり。怒られた事はないです。あ、でも、初めて「ターバン野口払い」をした時に、無表情で「5千円お預かりします」って持っていかれたことが、、、。あの時はがっかりしましたね。その場で広げられ ちゃうのも残念です。

Q、そんな長谷川さんが今後ウラ芸での展開は??

A、今日初めてウラ芸に来たんですけど、面白そうですよね。人が集まるときに、おまけ的になにかやれたらいいですね。例えば、世界哀愁会議で、いろんな外国の紙幣を持ってきてもらって、みんなで折ってみる、とか。

ありがとうございました。

ウラ芸研究室でのご活躍と、「おりがみ野口くん」のその後の展開を楽しみにしています!

取材:吉岡利恵
写真:瀬尾泰章
posted by はせがわ at 19:52| Comment(4) | インフォメーション
この記事へのコメント
すげーーーーーーな
Posted by gt at 2010年03月01日 18:32
つくリ方具体的におしえてクレーーーーーーーーーーーーーーーー
Posted by at 2010年03月01日 18:34
先日、アートフリマでお世話になったムカナカです。

本当にいろいろ各国のお札の折り紙?見せていただきありがとうございました。

今後の活動も楽しみです。ではでは。
Posted by ムカナカ at 2010年04月30日 07:02
ムカナカさん、こんにちは
バタバタしていて、遅くなりました。
すみません。
世田谷アートフリマでは
どうもありがとうございました〜。
久しぶりにお会いできて楽しかったです。

これからもよろしくお願いしますー。
Posted by はせがわ at 2010年05月04日 11:24
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